ドイツの世界遺産!ケルン大聖堂の見どころ
留学時代を懐かしむシリーズです。2019年の3月に渡独し、初めての遠出はケルンでした!その後、なんだかんだで3回も訪れたお気に入りのケルン大聖堂について語ります。
ケルン大聖堂の外壁
初めてケルン大聖堂を見たときは、それはもう感動でした..。今まで建築物にこんなに圧倒されたことってあったかなというくらい。スケールの大きさと、ゴシック建築に特有の屋根、この尖り具合!!
Köln Hauptbahnhof(ケルン中央駅)の出口は、一面がガラス窓になっていましたので、 改札を出ると突然目に飛び込んできます。渋く落ち着いた色味で、緻密に装飾された外壁がどーーーん!早く全貌を見たくて思わず駆け出します!
駅からすぐ見ることができるのは, ケルン大聖堂の左側面でした。進んでいくと正面にたどり着き、2本の巨大なとんがり塔がお出ましです。
さらに進んで駅から見たのとは真反対の右側面を鑑賞します。いろんな顔がありますね。
大聖堂はとにかくデカく、信じられないほど精巧な飾りが外壁を覆っているのでくらくらします。
ぐるーっと周囲を歩いていると地元っ子が犬を連れています。
毎日のお散歩コース荘厳すぎんか?いろいろな角度からこの大傑作を仰いでベストショットを狙いますが、むずかしいです。
あまりの大きさにどう頑張っても切れてしまうし、安いスマホカメラしかないわたしは諦めて目に焼き付けようと決めました。
お兄さんがシャボン玉を飛ばしていました。
休日ということもあり、賑わっていてパーカッションの路上パフォーマンスがいくつもやっていました。
ドイツに来て初めてのブラックミュージックな感じに、お天気にも恵まれて温かく、観光客はみんな体を揺らして陽気!そういうの大好きだ!
ケルン大聖堂の内装
圧巻の外観だったけれど、教会巡りは内装も楽しみなのです。なんと大聖堂の中へは無料で入ることができるのでした!!!宗教芸術の宝庫って感じです。これまで携わってきた無数の職人たちの”執念”を感じられるものばかり。
ケルン大聖堂のステンドグラス
教会のステンドグラスには、物語を描いています。
キリストの誕生から復活まで、聖書が読めない人々にもわかるように、絵で伝える役割があるのだそうです。
ステンドグラスは大きな絵画のようだけれど、色の組み合わせや、
光を通したときに柱や壁へどう映るかなどなど、いろんなことを考慮しながら作っているんですよね。
小さなガラス1枚に金属を混ぜて、色付けし、それを集合させて仕上げているそうです。
柱が虹色にきらきら光っていて、光の差す方向を見ると、ものすごく高い位置にモザイクアートのようなステンドグラスがありました。計算高い...!
時間帯によって光が差す方向が違いますが、そこも計算してるのかな?何時になればどこにどんなものが映るとか…。
ケルン大聖堂の彫刻
そして、彫刻もすばらしいです。ふと見上げると、目が合ったりして、ちょっとどきどきします。
各々の人物配置や顔の向きにも意味があるようです!
見上げるとたくさんの胸像や全身像がどこかを見つめているんです。
額縁に入った一連の彫刻作品があって、こちらもキリストの誕生から復活までを描いていました。
近所の小さな教会を訪れたときも、この一連作品はあったなぁと思いました。
磔の場面などは、血を流してぐったりするキリストが、かなり生々しく作られていてぞっとしてしまいます。
文字が読めないひとも多かった中世に、大聖堂では目に見える形で聖書を語っていたのですね。
ずらりと並ぶ椅子に腰を下ろして、足音が響くのを聞いていると神秘的な気持になります。
祭壇を見つめて、思わず祈ってしまう…。
大きなパイプオルガンもあり、めちゃくちゃに響きます!
かなりの時間を大聖堂の中で過ごしたけれど、穏やかなきもちになって、全然疲れはありませんでした。
ケルン大聖堂の夜景
ケルン大聖堂は、遠くから眺めるのも最高なんです。
とくに夜景はおすすめです。
駅に続く、長い橋があって、それをわたりきるとベストスポットが。
川沿いには土手があって、みんな寝転びながらケルン大聖堂を鑑賞しています。
ケルン大聖堂のクリスマスマーケット
ドイツのクリスマスといえば、クリスマスマーケットが有名ですよね。
ケルン大聖堂でもクリスマスマーケットがあります。
出店が並んで、たくさんの人がホットワインを飲んだり、お菓子を食べたり、
とにかく温かい雰囲気を楽しみます。
教会のライトアップも、いつにもまして、きらきら素敵です。日本から友達が会いに来てくれたので、いっしょに行きました。
地元のお父さんお母さんが集まったような、ジャズバンドがかっこよくて、
とくにサックスのおじさんはひときわ目立っていました。
客席では娘さん達がきゃっきゃしていました。渋すぎるよパッパ。
まとめ
ケルン大聖堂には想い出がいっぱいつまっています!また行きたいな~、今度行くことができたら、いろんな気持ちがあふれて泣いてしまうかも。最後までお読みくださってありがとうございます!Vielen Dank!