へなちょこ英語

へなちょこ学習者のための英語資格勉強法

わたしが英語を勉強する理由~ドイツ留学編~

自分語りにお付き合いくださる方はようこそ~!

今回は遂にドイツ留学編です。

思い入れが強すぎて、なかなか書き出せませんでしたが、

「わたしが英語を勉強する理由」を軸に、シンプルにいきたいですね!

 

とはいえ、この1年間は、いろいろな側面で、

わたしの価値観や人生に影響を与えたもので、

また別の記事でもダラダラと語ることになると思います。

その際は興味あればお付き合いください。

 

 

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ケルン大聖堂のクリスマスマーケット

とにかく英語が出てこない

留学先の大学は、かなり国際的な環境でした。

日本でいうところの、経済学部とか商学部の講義を、

英語で受けるのが基本で、

留学生ばっかりのクラスと、ドイツ人の現地学生も混ざるクラスと、

両方ありました。

 

韓国台湾日本のアジア勢や、

ヨーロッパ組は、イタリアベルギーアイルランドチェコ

アルバニアセルビアボスニアブルガリア

それからロシアロッコなどなど

中東組は、トルコヨルダンイラク、などなど

もうそれは多国籍でした。(国名列挙漏れしていたらごめんなさい…)

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多国籍っていうのは大変です。

だいたい始めは同じ国籍で固まるので、

いくつもの言語が飛び交うし、

バイアスのぶつけ合い

カオス、カオス、カオス

ここは動物園かと思いました。

 

それでも、ちょっとずつ挨拶から始めてみたり、

一緒に食堂に行ったり、

自分なりに”国際的に”やっていこうと思いました。

 

だけど、結局は日本人とばっかり固まっているような、

受け身な学生に映っているんだろうな…。

観光の延長みたいに映っているんだろうな。

 

そうじゃないのに、

そうじゃないのに、

 

もっとグループの中心になって、

ディスカッションをリードしたり、

プレゼンで活躍したり、

 

そして何より、友達いっぱい作るんじゃなかったんか~っ…て、

 

なのに、

なのに、

英語が出てこない

 

 

それに比べて、周りの留学生は本当に優秀だなって感じました。

 

わたしが人生で初めて単位を落としたのは、

EU経済の講義だったのですが、

 

授業もテストも、答えのない問題に向き合わなければならないものでした。

 

EU圏が拡大することは、加盟国にとって、

どんなメリット/デメリットがあるのか…。

 

学生たちは思いつくままに先生に意見をぶつけて、

先生はおもしろい視点ねって楽しんでいる、そんな風に見えました。

 

一方のわたしは、聞き取った英語を、

必死にメモしながら、

意見なんて思いつかないから、ググるしかないという有様。

 

なんてへなちょこなんだろうかって、

ようやく自分の現在地を確認したような感じでした。

 

 

ともだちって良いね

へなちょこ留学生のわたしを助けてくれたのは、バディ達でした。

バディというのは、留学生の学生生活をサポートしてくれる

現地ドイツ人学生です。

 

留学先大学では、日本語専攻の学生がいて、

彼ら彼女らが、日本人留学生の面倒を、

ほんとうに手取り足取り見てくれました。

 

わたしの下手な英語を汲み取ってくれて、

いろんなパーティーに(半強制的に)連れ回してくれました。

 

「友達の友達は、友達」戦法で、

バディの周囲の人間関係というのは、

わたしにとっても「いつメン」になってきました。

 

一度、多国籍の友達グループというものに慣れると、

けっこう勇気がわくものです。

 

他のコミュニティでも、仲良くなってきたなという

実感がわいてきました。

 

日本人が自分1人だったとしても、

フルタイムで英語を話す環境だったとしても、

大丈夫、今、楽しい、って感じるようになってきました。

(以前は、日本人数人×外国人っていう体制でしか交流できなかったから、

かなりビビりだったけど急成長したな)

 

とくに仲良くなった留学生達をちょっと紹介します。

 

ボスニアのでこぼこ3人組(ドイツ語のクラスが同じだった)

ロック大好きトルコ人美女学生寮で会った)

包容力半端ないブルガリア人天使ちゃん(イベントで仲良くなった)

癖強いけど優しいヨルダンボー(イベントで仲良くなった)

 

みんな、わたしより半年早く留学を終え、

帰国してしまったのですが、

そのあとも定期的に連絡し、

彼ら彼女らの故郷をわたしが訪ねるまでになりました!

素晴らしい旅行でした。

 

生まれて初めて、外国籍で、

「友達」と呼べる存在ができたから…

わたしのことをもっと知って欲しい!

 

わたしが留学時代に、英語を勉強する理由は、

これに尽きるかと思います。

 

もちろん、留学に行ったのだから、

授業もがんばったつもりです。

 

だけど、なんともいえない微妙な成績が示しているように、

ディスカッションもプレゼンも、いまいち上手になれませんでした。

 

憧れのあの人達みたいに、

アドリブですらすら英語が出てくるように、なれなかった…

圧倒的に、英語でアウトプットする量が違ったんだなと。

この悔しさが、今につながっています。

 

オンライン英会話を始めたのは、帰国後ですし、

大学院に留学したいと思って、

IELTSやTOEFLを必死に受けました。

(現在はいろいろ考え直して、就活真っ只中です)

 

とある失敗談

バディと筆者の間に、ちょっとしたトラブルが起きました。

まだ出会って1ヶ月ほどだったかと思います。

数人でお花見をしたとき、

休暇はどうするかという話題になりました。

 

なんの予定もないと言ったわたしを、

彼女は実家に誘ってくれました。

 

と、思っていました。

 

わたしはバディの実家で休暇過ごすんだ、めっちゃ楽しみだな~。

 

のんきに友達に自慢したりして、

ただただ詳細の連絡が来るのを待っていました。

 

彼女は別キャンパスにいるし、お互い授業も忙しいので、

あまりやり取りできていませんでした。

 

わたしが「明日、何時に待ち合わせしようか~?」

というメッセージを送ると、

 

「ごめん、もう実家にいるんだ!来ないかと思った!」

という衝撃の返信が。

 

わたしが約束したと思っていた、当時の会話をプレイバックしてみると、

 

うちの実家に来る~?と言ったバディに対して、

 

「Really? That's  nice!  」

たしかこんな感じのやり取りをしたと思います。

(うろ覚え)

  

ただ彼女は、

 

「エイゴタソ。が日本人だから、その場を上手くおさめるために、

とくに行きたくもないけれど、建前で「いいね」って返事をしたと思った」

 

と言うのです。

 

な、なんだって~…。

 

当てにしていた予定が消えてしまった悲しさよりも、

こんなにも意思疎通ができないもんかという悔しさで、

涙がぽろぽろ零れました。(すぐ泣く)

 

誘ってもらえて嬉しいと思ったし、

実家に行きたいと思っていました。

 

じゃあ、もっと自分から「行きたい」って意思表示しなきゃ…!

「いつにする」って、自分から聞かなきゃ…!

 

向こうから予定を提案してくれるって、

連絡ないのは多分忙しいんだろうなって、

待っていただけでは全然ダメだったのです。

 

それから、「日本人だから…」

と言った彼女に、少しだけ怒りも感じました。

 

日本のことが大好きな彼女だけど、

結局、日本人はこういうものって、

わたしのことをカテゴライズするんじゃないかって。

 

ウーン、日本語講師をやり始めた今思うと、

一生懸命に日本文化を学んでる真っ最中の人に、

これはステレオタイプだとか、これは文化だとかって

理解を求めるのなんか違うなあと思います。

 

結局、双方のコミュニケーションの問題だし。

 

とにかく、バディとはお互いにこれでもかと謝り合い、

無事、夏休みには実家訪問が出来ました!

めちゃくちゃ楽しかったです。

 

 

とまあ、

こんな感じの、失敗も経験しましたが、

自分の意志を伝えるっていうことは、

いっそう、重要性が増したというか、

わたしの人生のテーマと言っても過言ではありません。

 

わたしが何を考え、

どうしていきたいのか、

それを伝えたいのです…。

 

そんな大層なことじゃなくても、

 

今甘いものが食べたいことや、

この本がおもしろかったことや、

明日は昼間で寝てたいことを、

ちゃんと伝えたいのです…。

 

そのためには、日本語だけじゃ足りなくなってきた、

だから言語を学ぼうというのが、

わたしのスタンスです。

 

だから、ひとまずInstagramは英語で書こうというのが、

わたしのスタンスです。

 

別サイトの過去記事紹介

実はnoteもちょっとだけ(本当にちょっとだけ)更新していました。

途独初日や、1ヶ月目や、スーパーの様子や、旅行記など、

今読み返すと当時が甦ってくるような、懐かしい記録です。

ご興味あれば。

note.com

それから、帰国後は、ドイツ留学ラボさんに寄稿させていただいたりなど。

 

tobitate-german.com

この記事は何回も編集さんとやり取りしながら推敲して、

報酬をもらったもので、思い入れがあります。

 

なんというか、大した金額じゃないけど(失礼)、

めっちゃ嬉しかったんです。

 

誰でも代えが効く、時給制の労働じゃなくて、

わたしだけの体験を記した文章を、

わたしにしか、書けなかった記事を、

必要とされて、認められた感じというか。

 

あっ、ハードル上げちゃったかな。

お読み下されば幸いです。

 

では、ここまで見てくださりありがとうございました!

また次回~~。