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Millennium Parade『Phillip』のMVみんな見た?!歌詞・ストーリー考察

あの…、マフィアものとか大好きなんですよね。

 

昨夜0時は最高でした。ずっと楽しみにしていたMVが公開されたんです;;

 

鬼才・常田大希率いるMillennium Parade 

新譜”Phillip”

そして同じく彼が主催するクリエイター集団PERIMETRON制作の

ハードボイルド犬公が繰り広げる

どシリアスアクションミュージックビデオ

 

が公開されました~~ワーー拍手!!!!

youtu.be

 

初見の感想

めちゃくちゃかっこよかったです。

 

サイバーパンク的な街並みに漂う、危険な空気を感じさせる音楽表現

もはやミレパの十八番ともいえるでしょう。

(Fly with meではまさに頂点といえるミュージックビデオが完成していますね!)


millennium parade - Fly with me

 

今回、Phillipの舞台に生きる野郎どもは、まさかの犬の世界

それがたまらなくよかったです。主人公のドーベルマンめちゃくちゃ渋いし、

革命組織の奴らとか、黒幕の奴らとか、絶妙な犬種のチョイスなんですね。

一見、小物感漂うパグやらブルドッグやらの胡散臭い顔、

そして本性表わしたときの表情たまらんです。

 

最大のガンアクションシーンでは、色使いがキマッてます

現代アートとかって普通ではありえないような肌の色、背景の色を使う

っていうおもしろさありますが、

Phillipでは、通常時の色使いと、奇抜な色使いとのコントラスト

が上手いなあって思います。

怒りの爆発とか、まさに殺しをやっているときとか、

頭の中がヒートアップして、ある意味ハイになって、

目に映る色があんな風に見えるかもしれませんね。

 

King Gnu/Prayer X のMVと似たタッチで描かれてますが、

感情が激しく渦まく様を、

目や鼻やあらゆる顔のパーツをぐるぐるさせて表現するところ、

めちゃくちゃお気に入りです。

アートディレクターは山田遼志さん。

 


King Gnu - Prayer X

 

 

MVのストーリー考察

さて、PhillipのMVに戻りまして、

わたしなりに解釈したストーリーをまとめてみました。

 

主人公は、この地区を牛耳っている、為政者に使われている男、ドーベルマンです。

幼い頃に組織へ連れて行かれるような描写もあり、特殊訓練を受けた始末屋みたいな

感じでしょうか。

赤い首輪をしています。

彼はとある革命組織のビルに乗り込み、徒党を組む犬たちを一掃します。

が、そのボスに対峙し、殺すのを一瞬躊躇します。

代わりに仲間が、あご下から銃を突きつけ殺害。

建物の奥の部屋では、病人やけが人がいました。(病犬やけが犬が)

そこで彼らを看病していた美しい女性ボスの妻のようでした。

主人公は一目見た瞬間に何かを思い出し、激しく動揺します。

そして、彼女を手荒に扱う連中を払いのけて、自らが保護し連れ帰るのです。

夫を失い嘆き悲しむ彼女を自宅に匿い、

そのうちにふたりは惹かれ合います。

実は彼女は、主人公が幼い頃に出会った、初恋の少女でした。

彼女のおなかには小さな命が。

大切なものを見つけた主人公ですが、

そんな彼を見ていた仕事仲間のひとり、ブルドッグ(パグかな)に裏切られることになります。

自分を殺し屋として利用していた為政者から、今度は脅迫を受けた主人公。

単身で組織に刃向かいます

彼を縛っていた赤い首輪はここでちぎれます!

激闘の末、(ここのアニメーションがすごい!)

ようやく自宅に辿り着きますが、彼を裏切った張本人が待ち構えていて、

腹部に銃撃をくらいます。

かねてから主人公を独自に追っていた刑事らしき犬が現れ、

裏切り物は始末されるのですが、

主人公もついに力尽きます

唯一彼に同情していたような刑事の怒号が切ないです。

ラストは、大きなおなかを撫でる女性犬

主人公の死に気付いて(おそらく銃声に気付いて)

ハッとする、悲痛な表情で終わります。

 

また見返して、新しい発見があれば追加しますね!

 

過去の傑作をリメイク

このPhillipは、常田さんが20歳のときに作った曲のリメイクのようですね。

そのオリジナル版はStem

PERIMETRONのチャンネルで見ることできます。

 

 


Srv.Vinci - Stem

全て英詩ですが、和の雰囲気も感じさせる不思議な音楽です。

作品自体はジャンルにとらわれないインターナショナルなものばかりですが、

独特の毒っ気というか、スパイスみたいなものは、

常田さん中心とする制作チームがここ日本に生まれ育って、体感してきた、

現代日本のカルチャーが反映されていると思います!

何が言いたいかというと…、同じ時代に生きることができて最高~~~!!!

これからも心ゆくまで彼らの音楽を楽しみたいです♡